個人事業主やフリーランスの方は、所得にかかる税金を自身で支払わなければなりません。この手続きを確定申告といい、昨年の1月1日~12月31日の期間分の税金を計算して必要書類を提出、もしくはオンライン上での申請で納税を完了させます。
確定申告には「青色申告」と「白色申告」という申告方法があり、青色申告の申請を完了していない事業者はみな白色申告で手続きを行います。手続き方法がシンプルですぐに済ませられるというメリットが白色申告にはあるものの、実は節税という面に関しては青色申告の方がメリットが大きいのです。

青色申告には「青色申告特別控除」という特典があります。青色申告特別控除は条件を満たすことで最大65万円までの特別控除が受けられるというものであり、これによって税負担を軽減することができます。白色申告の場合は所得が増えるほど税負担も増えてしまうため、青色申告の場合はこの控除で節税ができるというメリットがあります。
また、赤字の繰越しを3年間にわたって行えるというメリットがあるのも青色申告の特徴です。これによって黒字化した場合の税負担を軽減できますが、白色申告では赤字の繰越しができないため大きな負担となってしまいます。

独立することの大きな懸念点が収入の不安定さであるため、少しでも節税して自身のもとにお金を残すことが重要です。青色申告や経理作業について説明している「これが知りたい！フリーエンジニア青色申告ナビ」なども参考にしながら、損をしない納税を心がけましょう。